退職する日は決まったものの、退職日までまだまだ長くて精神的にキツイ…。
職場に居づらくて心がもたない。仕事へのモチベーションが保てない…。
僕も退職が決まったときにそう感じました。退職日までメンタルがもたないと思って絶望しましたね…。
でもなんとか工夫して退職日まで乗り切り、無事に退職までの辛い時期を脱出することができました。
というわけで今日は、退職日までもたないと感じている方に向けて、退職までの気まずい期間を乗り切るベストな過ごし方について僕の実体験も交えつつご紹介したいと思います。
・退職日までもたないモチベーションを最低限キープする方法がわかる
・退職日までの気まずい期間を乗り切るベストな過ごし方がわかる
<この記事は約5分で読める!>
第1章:「退職日までもたない…!」気まずい、辛いと感じる理由
せっかく晴れて退職日が決まっても、その日までは出勤を続けなくてはいけない。
この期間中に僕らのメンタルを害するのは以下の6つでしょう…。
理由①:上司や同僚など周りが冷たい
場合によっては上司や職場の同僚たちの態度がガラッと変わって、急に冷たくなることがあります。
「もう仲間じゃない」「せっかく教えてきたのに…」そう思われてしまうこともあります。
僕もこれを経験しまして、退職することがなんとなく職場全体に伝わってからは急激に人間関係が冷え込みました…。
そういう冷え込みを感じながらも残りの仕事を進めたりデスクや書類の整理をしたりするのってかなりの心にズシンと来るんですよねぇ…。
プライベートで遊んだこともある先輩から「人生お疲れ」と嫌味を言われたときは、心から辞めてよかったと思いました。
理由②:後ろめたい、罪悪感を感じる
会社を辞めるとなると、なんとなく後ろめたさや罪悪感を感じてしまう人も多いと思います。
特に退職日までの気まずい期間は、上司や同僚が仕事をしている中で自分だけ引き継ぎ作業や身辺整理をすることになるのですごく気が引けるんですよね。
周りはどう思ってるのかな…とか気になりますし。
理由③:仕事へのやる気がなくなる
退職を決めて次のステップに意識が向き始めているこの期間、どうしても仕事へのやる気がでないというケースもあるあるですよね。
上司や同僚の態度が変わったり後ろめたさを感じていたりすると、余計に仕事へのやる気が失せていくのが普通です。
「退職日の最後まで真面目に仕事しなくては」と思っていても、「もうすぐ辞めるしなぁ…」と気持ちが入らない部分はありますね。
それでも退職日までは出勤しなくてはいけない…。
理由④:退職日まで長すぎ
そして、退職日までが長すぎるのも辛いポイントですよね…。
退職日までの期間は人によって違いますが、一般的には退職日までの1ヶ月~3ヶ月程度はこれまで通りに出勤して仕事をすることになります。
これがとにかく長い。
僕は14日間で済みました(有給を使ったので実際の出勤日数はもっと少なかったです)が、それでも精神的にはかなり苦しかったです。
退職日までをカウントダウンして、なんとか耐えていくしかありません…。
理由⑤:「退職=悪いこと」という認識が辛い
今の時代、転職することはかなり当たり前になってきたと思います。
ただ、それでもまだ「会社を辞める」というとネガティブなイメージが色濃く残っています。
- 会社を辞めるのは根性なしだ
- 会社を辞めるなんて情けない
- 会社を辞めるのは無責任だ
こういうネガティブな認識が少なからず日本人の中にあると思います。
なので周囲の上司や同僚から「あいつはダメだ」みたいなレッテルを貼られる場合もありますし、自分で自分に悪いレッテルを貼ってしまうこともあります。
こういう間違った常識に縛られると、本当に退職日まで心がもたなくなってしまうので注意。
当然ですが、「会社を辞めること=悪いこと」ではありません。
理由⑥:退職日までにやることが多い
- 退職日までは担当業務は続ける
- 退職の挨拶回り
- 取引先の方やお客様への退職報告
- 業務の引き継ぎ
- デスク周りや書類整理など
- 退職手続き
などなど、退職日までにやることって意外と多いんですよね。
ここまで見てきたように、退職日までの期間は長くメンタルにダメージを与える害も多い。
そんな状態でもやらないといけないこと多いので、これがものすごく苦痛になります。
こうした害から自分を守り、退職日までの気まずい辛い期間を乗り切るためには、いくつかの工夫が必要になります。
第2章:退職日までもたないモチベーションを最低限キープする方法
退職日まで出勤するモチベーションが…仕事をするやる気が出ない…。
そんな状態でも、引き継ぎ作業などどうしてもやっておかないといけない業務ってありますよね。
じゃあどうやってモチベーションをキープすればいいのか?と言うと、ひとまずこの3つの方法が使えるのでおすすめ。
方法①:退職後の未来に向けて準備を進める
転職するにしても違う道を選ぶにしても、退職日さえ越えてしまえば今の辛い状況から抜け出すことができます。
そこからの人生は自分で自由に描けるわけです。
なのでぜひ退職後の未来に目を向けて準備を進めてみてください。
- 転職先を探す
- 転職の準備を進める
- 新しいスキルを習得する
- スキルアップを行う
- 転職に成功した人の話を聞く
- 起業できないか模索してみる
などなど、退職後の未来に向けてできることは色々あると思います。
退職日を越えた先に希望があれば、なんとか退職日まで乗り切りやすくなるはずです。
方法②:退職日までカウントダウンする
そして同時に、退職日までのカウントダウンも取り入れたいところ。
例えば、カレンダーにバツ印を記録してカウントダウンしていくと、モチベーションを維持しやすくなります。
↑こんな感じで。
このバツ印は、がんばりの証であり苦行をクリアした勝利の証です。
退職後の未来に向けてコツコツ1日を乗り切っていきましょう。
方法③:プライベートを楽しむ
プライベートの時間はとことん楽しむこともお忘れなく!
仕事が終わった後の夜の時間や休日の時間、有給消化中などのプライベートの時間まで「退職日までもたない…辛い…」と思い悩むと余計に心がしんどくなります。
仕事へのモチベーションもより失せていくでしょう。
なので、せめてプライベートの時間は退職日までの苦行を忘れられるような趣味に没頭するのがおすすめです。
僕もプライベートの時間は趣味に没頭することでなんとかダメージを軽減することができました。
第3章:退職日までの気まずい期間を乗り切るベストな過ごし方
モチベーションを最低限キープしつつ退職日までの気まずい期間を乗り切るためには、以下の6つの過ごし方が参考になると思います。
全部取り入れていただいてもOKですし、一部だけでもOKです。
- やっておくべきことは最低限やっておく
- 有給フル消化!とにかく休む!
- 会社で接する人を選ぶ
- 円満退職を諦める
- 退職日までのストレスを軽減する
- 退職代行サービスを利用する
1つずつ詳細を解説しますね。
過ごし方①:やっておくべきことは最低限やっておく
- 最低限の挨拶回り、取引先の方やお客様への退職報告
- 最低限の引き継ぎ作業
- デスク周りや書類整理など
- 退職手続き
こういった「ひとまず最低限必要なこと」だけは先に済ませておきたいところ。
ただ、この最低限という線引きが難しいです。
なのでこの点に関しては上司に相談ですね。
「退職日までの出勤日数をできるだけ減らしたい」ことを上司に伝えたうえでどの程度の引き継ぎや担当業務をするのか?を確認しておきましょう。
逆に言えば、必要最低限の引き継ぎ等さえやっておけば、もう後は休んでしまってOKです。
過ごし方②:有給フル消化!とにかく休む!
有給消化は、労働基準法によって会社が従業員に必ず与えなければならない休暇であると決まっており、有給休暇の申請を会社は断ることができません。これが原則になっています。
なので退職までに必要な作業だけ最低限やっておけばあとは有給全消化でOK。
有給を全部使うのは気が引けるかもしれませんが、これは従業員の正当な権利なので臆することなく申請しましょう。
もし会社側からあーだこーだ理由を付けられて有給を取らせてもらえない場合は、弁護士付きの退職代行サービスに相談するのも1つの手です。詳細は後述します。
ちなみに僕は気が引けて有給を残したまま退職したので、ちょっぴり後悔しました。
過ごし方③:会社で接する人を選ぶ
上司や同僚など周りが冷たい。退職の挨拶回りが辛い。
退職日までの期間でとにかくキツイのが職場での人間関係ですね。
円満に退職できる会社であれば良いんですが、どこもそんなホワイト企業ばかりじゃない。
それまでに築いてきた人間関係によっても違ってきますが、現実的には退職する人への態度が変わることも多いと思います。
でもだからこそ、退職するまでの期間に誰と接するか?ってすごく重要なんですよね。
- 「そんなんじゃどこ行っても一緒だぞ」と軽く説教してくる人
- 「人生お疲れ」と嫌味を言ってくる人
- 「転職するならこうした方がいいよ」と良いアドバイスをしてくれる人
- 「また集まろうや」と誘ってくれる同期
- 「これからもがんばってな」と声をかけてくれる人
僕の場合、退職の挨拶回りをしたときに色んな声をもらいました。
グサッと追い打ちをかけてくる人もいれば、温かい言葉をかけてくださる人もいました。
退職するまでの期間に冷たくしてくる人と接しても毒になるだけなので、退職後も付き合っていきたい人や良いアドバイスをくれる人と接するようにしたいですね。
過ごし方④:円満退職を諦める
同僚や上司に新しい門出を応援してもらいながら円満に退職する。そんなのはほぼ幻想です。
朝の朝礼でオフィスにいた十数人の前で「今までお世話になりました」と退職の挨拶をしても、シーンと静まり返ったまま何の反応もしてくれないのが現実なんですよね…。
円満退職を望めば望むほど、現実の職場とのギャップで余計に自分が辛くなるだけです。
でも「周りの態度が冷たくなるのは普通だよな」「まぁ辞める人にはこんな感じだよな」と良い意味で諦めてしまえば逆に心がラクになります。
円満退職は早い段階で諦めて「ある程度は冷たくされるもんだ」と思っておきましょう。
過ごし方⑤:退職日までのストレスを軽減する
色々と過ごし方を工夫しても、やっぱり退職日まではストレスが倍増すると思います。
なので、ストレス対策を行って少しでもストレスを軽減していきましょう。
プライベートを全力で楽しんで退職日までの苦痛を和らげるのも1つの手ですし、以下のような科学的に効果があると判明しているストレス対策法を使っていくのも良いやり方になります。
↑こちらの1冊は、世界中の科学者たちが研究によって明らかにした科学的根拠のあるストレス対策を100個凝縮したベストセラーです。
僕も助けられている1冊なのでおすすめ。
こういったストレス対策を取り入れて、退職日までのストレスをできるだけ減らしていきましょう。
過ごし方⑥:退職代行サービスを利用する
退職代行サービスとは、面倒な退職の手続きをあなたの代わりにやってくるサービスのこと。
- めんどくさい退職に関する手続きをほぼ丸投げして、自分は家でゆっくり休める
- 有給消化・残業代・退職金・未払い給与の請求や交渉をしてもらえる
- 退職に関して何かトラブルが起きても安心して任せられる
といったメリットがあります。
退職代行サービスによって違いますが、弁護士のフルサポートが受けられたり転職エージェントを紹介してくれたりと、かなり手厚いバックアップを受けることもできるんですね。
もちろんそれなりに料金は掛かりますが、専門家の支援を受けながら面倒な手続きをほぼ丸投げして退職できるのはかなり助かりますよね。
ただ、退職代行サービスってちょっと怪しい会社もあるので、弁護士もしくは弁護士監修による退職代行サービスを選ぶのがポイントです。
退職金・未払い給与などの金額請求は弁護士しか行うことができず、弁護士以外が行うのは違法になります。
無料相談を受け付けているところもあるので、弁護士もしくは弁護士監修による退職代行サービスに一度相談してみるのもアリだと思います。
【まとめ】退職日までもたない人は「逃げの一手」で乗り切ろう
では最後に改めて、退職までの気まずい期間を乗り切るベストな過ごし方をまとめておきますね。
・退職日までもたないモチベーションを最低限キープする方法
- 退職後の未来に向けて準備を進める
- 退職日までカウントダウンする
- プライベートを楽しむ
・退職日までの気まずい期間を乗り切る6つの過ごし方
- やっておくべきことは最低限やっておく
- 有給フル消化!とにかく休む!
- 会社で接する人を選ぶ
- 円満退職を諦める
- 退職日までのストレスを軽減する
- 退職代行サービスを利用する
僕はこの中でできたものもありますが、当時は知らなくてできなかったものもあります。
今になって「あのときこうしておけばもっと精神的にラクだったのに…」と後悔してます(笑)
でもあなたは僕よりも、もっとラクに退職日まで乗り切れるはず…!
ぜひ参考していただければと思います。
なんとか乗り切っていきましょう…!