めんどくさい上司にどう対応すればいいのか?これは現代人が抱える大きな悩みの1つと言っても過言ではないですよね。
「上司」は僕らよりも立場が上の存在なので、全く関わらないことはできません。
場合によって、その上司の評価次第で自分の今後が左右される可能性もあります。
だからこそ毎日気を遣い、すごくストレスを感じることになるんですよね。
めんどくさい上司と一口に言っても、どうめんどくさいのか?その種類は様々だと思います。
そこで今回は、最も信憑性が高いと言われる心理学の性格分析をベースに、めんどくさい上司のタイプを9つに分け、それぞれのタイプ別に対処法をご用意しました。
・めんどくさい上司の特徴がわかる
・めんどくさい上司のタイプ別の対処法が手に入る
めんどくさい上司に対応できるようになり、そのめんどくささをうまくやり過ごすことができれば、今よりも心へのダメージが減っていくと思います。
自分を守るためにもぜひ参考にしてみてください。
<この記事は約6分で読める!>
第1章:なぜ上司をめんどくさいと感じるのか?
そもそもなんで上司をめんどくさいと感じるのか?って話なんですが、答えはシンプル。
会社内の立場が自分より強い上司に対して「性格が合わない!めんどくさい!」と感じているのに気を遣わなくちゃいけないからです。
つまり、本当はしたくないことをしなくちゃいけないっていう摩擦が問題なんですね。
この摩擦が起きると、心理的にすごく抵抗感を感じてものすごくストレスになるわけです。
この状態を解消して自分の心をラクにするためには、めんどくさい上司がどういう性格で、どういう風に対応していけばいいのかをしっかり決めることが重要だと思います。
と頭を悩ませた状態のままだと色々辛いです。
でも、、、
と事前に対策を決めておけば、かなり対応しやすくなりますよね。
職場とか友達グループとか、身近にめんどくさい人がいるとなかなか精神的に辛いですよね…。僕も経験あります。 今回は、めんどくさい人との付き合い方に悩む人のために、めんどくさい人の特徴から対処法までをマルっと解説しました。 ・めんどくさい人の特[…]
第2章:めんどくさい上司の特徴【科学的に最も信頼される性格分析で考察】
ではでは、めんどくさい上司の特徴についてお話ししていきますね。
科学的に最も信憑性が高いとされる性格分析をベースに、めんどくさい上司のタイプを9つに分けてみました。
現在の心理学で最も信憑性が高い性格分析とは?
まず簡単にこの性格分析を解説しておきますね。
人間の性格について研究するパーソナリティ心理学の分野では、「ビッグ・ファイブ」と呼ばれる分類法が今の主流な性格分析として知られています。
このビッグファイブは、以下の5つの要素を基準に性格を分類しています。
- 開放性
(知的好奇心、芸術性、挑戦力、想像力、創造性、冒険心、探求性、感性など) - 外向性
(社交性、ポジティブな感情、活動的、自己主張、刺激の強さなど) - 誠実性
(真面目、勤勉、自制、注意深さ、秩序、堅実、計画的、努力など) - 協調性
(共感能力、利他的、親切心、信頼性、社会的調和、道徳性、思いやりなど) - 神経症傾向、情緒安定性
(ネガティブな感情、感情の安定性、繊細、自意識過剰、不安、ストレス耐性など)
ビッグファイブでは、この5つの要素で性格を分けるのではなく、誰もがこの5つの要素を持っていてそれぞれの要素の高低によって性格が変わってくるという考え方をしています。
例えば、開放性・外向性・協調性、神経症傾向が高くて神経症傾向が低い人もいれば、これら5つが平均的な人より高い人もいると思います。
多くの人はビッグファイブの5つの要素が平均レベルになります。
そこからどれかの要素がやや高い、やや低いといった違いによって性格が微妙に変わる感じですね。
ただ、基本的にこれらの性格的な要素は、「どれかが高いから良い」「どれかが低いから悪い」というわけではなく一長一短があります。
ある場面では長所になる特徴も、別の場面では短所になることも。
なので、良し悪しではなく特徴をただ反映しているだけ、という点には注意ですね。
こういった性格分析をもとに考えていくと、より人の性格が理解しやすくなる分コミュニケーションがとりやすくなるメリットがあります。これだけでもめんどくさい上司への対処になりますね。
ざっとめんどくさい上司の9タイプを見てから、タイプ別の対処法に進んでいきましょー。
めんどくさい上司①:感情的タイプ
午前中は上機嫌だったのに午後からはずっとイライラしている。気分の上がり下がりが激しい。機嫌が悪いと怒鳴ることがある。他人に八つ当たりする。
こういう感情的なタイプのめんどくさい上司は、「神経症傾向が高い(情緒安定性が低い)+協調性が低いor外向性が高い」可能性があります。
神経症傾向が高い(情緒安定性が低い)タイプは、怒りや不安といったネガティブな感情を経験しやすく、感情的に動揺しやすい特徴があると言われています。
加えて、協調性が低い場合は怒りっぽく、過度な外向性は威圧的だと認識されることも。
具体的な対処は後述しますが、部下の立場からするとその感情の上下に振り回されてこっちまで悪影響を受けるので、タイミングを見計らって付き合っていく必要があります。
めんどくさい上司②:裏表タイプ
陰口が多くて裏表が激しい。噂話が大好物。表向きは良い上司風だけど、裏では他人のミスや失敗を取り上げて陰湿に攻撃する。意見が人間関係によってガラッと変わる。
こういった裏表があり信用できないタイプもめんどくさいですよね。
裏で何を考えているのかわからない分こっちも警戒しないといけないですし、「陰では自分のことも悪く言われてんじゃ…?」と不安になります。
こんな裏表のあるめんどくさい上司は、「誠実性が低い+外向性が低いor神経症傾向が高い(情緒安定性が低い)」タイプかも。
こういうタイプは、やるべきことを守らない、思いやりがない、どっちつかず、詮索好き、身勝手、矛盾といった特徴があり、人として信頼しにくい上司の代表例ですね…。
でも、このタイプの上司には「自分よりも上の立場の人に弱い」という弱点があるので、うまく立ち回れば対応しやすくなります。
めんどくさい上司③:ハラスメントタイプ
セクハラ発言が多いドン引きキモ上司、いちいち嫌味を言ってくる&事あるごとに説教・嫌がらせをしてくるパワハラ上司、人格攻撃をして精神的に追い詰めてくるモラハラ上司。
めんどくさいのはもちろんですが、それ以上に精神的苦痛を1番感じる最悪な上司のタイプですね…。
ビッグファイブ的にハラスメント上司を考えてみると、「誠実性が低い+協調性が低いor神経症傾向が高い(情緒安定性が低い)」に当てはまる可能性が高いです。
誠実性の高低は、自己コントロール能力、良心・良識に関わる要素で、誠実性が低い=こういった要素も低いと考えられます。
加えて、協調性が低いと他者への思いやりや共感能力も低くなりがちに。神経症傾向が強いと、何かとネガティブな経験をしやすくなるため、そのはけ口として他者にハラスメント行為をしている可能性も。
ハラスメントタイプの上司は、直接的にダメージを与えてくる最も厄介なタイプです。
もしあなたの上司がハラスメントタイプなら早急に対策を。
めんどくさい上司④:仕事ができないタイプ
単純に仕事ができないタイプが上司の場合、優柔不断だったり要領が悪かったりと、何かと部下の負担を増やす特徴がありますよね。
部下の方が尻拭いをしなければならず、イライラさせられることが多いのが厄介な点です。
こういった仕事ができないタイプの上司は、「外向性が低い+開放性が低い+誠実性が低い」という性格に当てはまるかも。
外向性が低い=内向的で控えめ穏やかな性格ですが、開放性が低い+誠実性が低いという特徴と組み合わさると、この消極さが悪い方向に働きやすくなる場合が…。
優柔不断、目的がない、必要以上にリスクを避ける、受け身、他者に依存など、正直上司としてはかなり頼りない印象ですね。
また、誠実性が低く開放性が低いと、近視眼的、非論理的、未熟、行き当たりばったりといった、これまた厄介な性格が見え隠れします。
めんどくさい上司⑤:無気力タイプ
さっきの仕事ができないタイプに少し近いですが、無気力タイプの上司はそもそも仕事自体にやる気がありません。
手を抜いてラクをすること、責任を回避することが彼らの仕事であり、プライベートを優先して仕事へのモチベーションは皆無です。
部下が困っていても知らん顔、部下に仕事を丸投げする場合もあり、部下からするとかなりムカつくタイプの上司です。
無気力上司は「協調性が低い+開放性が高い」タイプの可能性あり。
開放性が高いと、人や物事にオープンで意欲的なイメージがありますが、協調性が低い特徴と組み合わさると個人主義の方向に傾き、自分の利益になることや自分の好みを優先させるパターンになる場合も…。もしくは誠実性が低い場合も考えられますね。
無気力上司の場合は「ラクをする、責任を回避すること」が脳内の中心にある分、ある程度考えていることや行動が予測できるので、厄介とはいえまだマシなタイプではあります。
めんどくさい上司⑥:自分勝手タイプ
自分が絶対正しいと思っていて決めつけがすごい。自分の非を認めず、反論してくる部下を嫌う。自分のことを棚に上げて人にばっかりあれこれ指図する。常に上から目線で、何でも自分の思い通りにしようとする。
こういったジコチュー上司も日々イライラが募る厄介な上司の一種ですね。
もうそろそろ予測がつくかもしれませんが、こういうタイプの上司も「誠実性が低い」タイプと考えられます。
それにプラスして、外向性が高い&協調性が低いって特徴も組み合わさったタイプだと予想できますね。
外向性が高いのは良い面もありますが、誠実性の低さや協調性の低さと組み合わさるとマズい。
傲慢で威張り屋、自分勝手、意固地といった厄介な面が目立ってきます…。
めんどくさい上司⑦:コミュニケーションが面倒なタイプ
自分の過去の話、武勇伝を語るのが好きな人、いちいちめんどくさい絡み方をしてくる人、独り言が多い人、何かと話しかけてくる人、かまってほしそうにしている人。
こういうコミュニケーションが面倒なタイプの上司もしんどいですよね。
部下という立場上、上司を無下にするわけでもいかないので、どう対応すべきか頭を悩ませることになるタイプです。
面倒くさいコミュニケーションをしてくる上司は、もしかしたら「外向性が高い+開放性が高い」タイプかもしれません。
こういうタイプは、演劇的、雄弁、詮索好き、熱烈といった特徴があります。
加えて、「神経症傾向が高い」と興奮しやすい、言葉数が多いといった特徴も出てくるので、このあたりの性格に当てはまってきそう。
こういうタイプの上司と距離が近いとストレスを感じやすくなりがちなので、うまく対処するスキルを身につけたい…。
めんどくさい上司⑧:神経質で融通がきかないタイプ
何に対しても細かくて「え、そこまでこだわる?」と感じるくらい神経質。よく言えば几帳面で丁寧なのかもしれないけど、それが行き過ぎてムダなところまでこだわるタイプもめんどくさいですよね。
神経質な人って完璧主義だったり融通がきかなかったり、とにかく仕事にブレーキをかけてくるので、なかなか進まないことも…。
「そんなのどうでもいいでしょ」と喉元まで出かかったことがある人も多いのでは?
こういったタイプは「協調性が低い+誠実性が高い」性格かも。
誠実性が高いと良いイメージもありますが、協調性が低い性格を組み合わさると融通が利かない面がデメリットになります。
また、神経症傾向も高いとなると几帳面さや神経質さに拍車がかかり、せっかちさや怒りっぽさもプラスされる場合があります。
質や繊細さが求められる仕事に関しては強い上司ですが、スピードを求められる場面に弱いのが特徴。強み弱みがハッキリしたタイプの上司です。
めんどくさい上司⑨:人を寄せ付けず接しにくいタイプ
何を考えているのか分からず、人を寄せ付けない厳しさや冷たさを感じるタイプも厄介ですね。
質問や相談がしにくい雰囲気を漂わせていて、報連相がスムーズにいかない。無口で周囲とあまりコミュニケーションをとらず、話しにくい。
こういったタイプが上司だと、部下はすごく気を遣わなくちゃいけないので精神的に疲れてしまいます。
このタイプも「協調性低く誠実性が高い」に当てはまるかと。もしくは、協調性が低い+神経症傾向が低いor開放性が低い可能性もあります。
こういったタイプは冷淡で愛情がなく、ぶっきらぼうな性格に合致します。
単に社交的じゃないって場合は、「協調性低い+外向性が低い」に当てはまるかもしれません。
部下からすると気疲れしてしまうタイプの上司ですが、直接的に攻撃してくるわけではないので、付き合い方を少し工夫するだけでも対応しやすくなると思います。
第3章:【タイプ別】めんどくさい上司の対処法!明日からこう対応すべし
では、9つのタイプ別にめんどくさい上司の対処法を見ていきましょう。
感情的タイプの上司→タイミングを見極めて対応する
感情的タイプの上司は、情緒安定性が低く何かのきっかけで感情が動揺しやすい傾向があります。
そのため、機嫌良いときと悪いときのタイミングを見極めるのが最も重要。
基本的に機嫌が悪いときは近づかないのがベスト。質問や相談・報告は機嫌が良いタイミングにするようにして、機嫌が悪いときは保留にして別の仕事に取り掛かるようにします。
機嫌が悪いタイミングだけど、どうしても上司に確認してもらわないといけない仕事がある。もしこういう場面に出くわしたら、できるだけ事務的に接するようにします。
もしくは「○○の件、ありがとうございました。(上司の名前)さんのおかげでうまくいきました。で、こっちの件なんですが~」とお礼から会話を始めるのも1つの手ですね。
誰でもお礼を言われると多少は嬉しくなるもの。話の取っ掛かりとしてまずお礼を述べてから本題へ移行するとスムーズに進みやすくなるかも。
裏表が激しい上司→深入りせずその上司よりも上の人と仲良くする
裏表が激しい上司とは適度な距離感を保つのがまず鉄則ですね。
深入りするといいように利用される可能性がありますし、いつ敵になるかわからない怖さもあります。
かといって遠すぎると陰湿さを発揮して標的にされる場合もあるので、付かず離れずの距離感がベスト。できるだけ自分の情報を相手に与えないようにすることも忘れずに…。
また、裏表がある上司は会社内の人間関係を気にする傾向があるため、その上司よりも立場が上の人かその上司が好意的に接している人と仲良くするようにすれば、丁度いいポジションの位置取りができると思います。
こういった立ち回りはなかなかハードルが高いですが、会社内の人間関係で良い場所に位置取りができれば自分がラクになります。なのでこのあたりのバランスはけっこう大切ですね。
ハラスメント系上司→決定的な証拠を残して第三者に相談する
最も精神的な苦痛を与えてくる厄介なハラスメント上司に対しては、決定的な証拠を残して第三者に相談する王道のやり方が効果的。
近年の例だと、音声を録音したり映像を残したりしてハラスメントが明らかになるケースも多いですよね。
決定的な証拠は、被害を訴える武器にも自分を守る盾にもなる重要なものなので、まずは確実な証拠を握っておくことが大切です。
証拠があれば、社内・社外の第三者に相談する場合にもスムーズに事が進むはずです。
もし現状、ハラスメントかどうか微妙なラインの嫌がらせを受けているのであれば、ハッキリと「迷惑なのでやめてください」と伝える勇気も必要です。
変に我慢すると、本格的に「標的」として認識されハラスメントがエスカレートする可能性がありますから…。
もしくはいっそのこと転職するのもアリです。
クソみたいな上司がいる場所で何年も何十年も我慢して働く必要はありません。
あなたが本来の力を発揮して活躍できる居場所は他にもあるはずです。
仕事ができない上司→こちらからうまく助言する or 他の人に助言をお願いする
仕事ができない上司は、優柔不断で受け身、要領が悪いといった特徴があります。
そういった上司を頼りにしても期待してもこちらが損するだけ。むしろ部下の方から主導的に仕事を進めていく姿勢が大切になるかと。
具体的には、「○○さんはこれでOKと言っていたのですが…」「○○さんは以前こういったやり方で進めていたと聞いたので…」「○○社はこういうやり方をしています」「自分はこういう方向で進めていくのがベストだと思うのですが…」と、こちらで判断していく。
その上司に判断を仰ぐというよりは、確認・同意してもらうだけにする。
こういったやり方で進めるとスピードアップできると思います。
その上司よりも発言力のある人に頼んで助言してもらう、他の人に協力をお願いする、他の経験豊富な人にアドバイスを求めるなど、臨機応変に動くと仕事ができない上司にわずらわされにくくなります。
ただ、あまり主導的になりすぎると上司から反感を買う恐れもあるのでバランスを見つつですかね。
無気力な上司→好きな仕事のやり方でどんどん進めていく
無気力な上司はあまり仕事に関心がなく、彼らはいかにラクをするか?責任を回避するか?を考えるのが仕事と言ってもいいでしょう。
こういったタイプは自分に責任がのしかかってくると嫌な顔をしますが、それ意外なら自由に動き回りやすいと思います。
こちらから主導して「こういうやり方でやりますね」と確認だけとってどんどん進めていきましょう。
もしあまりに仕事を丸投げされるようなら、その上司よりも力のある人に相談してみるか、「この仕事を僕なんかがやったら、逆に何かあったときの○○さんの責任が重くなると思いますが…」と「責任の重さ」をチラつかせてやんわり断ります。
こうやって立ち回っていけば、多少はめんどくさい上司の影響があっても以前よりは仕事が進めやすくなると思います。
自分勝手な上司→反論も抵抗もせずスルーする
自分勝手でめんどくさい上司に対しては、反論も抵抗もせずスルーするのが最も平和的な対処法ですね。
こういったタイプの人は基本的に自分が正しいと思って譲らないので、反論するだけムダです。
むしろ関係が悪くなったり敵対心を抱かれたりして余計にめんどくさくなるので、何を言われても受け流して適当にスルーするのが自分を守るためにも1番です。
できればこのタイプの場合も、その上司よりも上の立場の人に相談して根回ししてもらう方が解決に繋がりやすくなりますね。
コミュニケーションが面倒な上司→距離を置いて仕事に集中する
過去の武勇伝が多い人、いちいち絡み方がめんどくさい人、かまってほしそうな人。こういう面倒な上司は、距離を置いて仕事に集中するのが手っ取り早い対処法です。
確かに上司とのコミュニケーションは大事ですが、それ以上に会社は「仕事をして価値を生み出す場所」なので仕事に集中することの方が優先順位は高いです。
これはおそらく、社会人なら誰もが共通している考えだと思います。
なので仕事に集中して忙しくしていれば「ちょっと今仕事が忙しくて話せない」という正当性のある言い訳を手に入れることになり、面倒なコミュニケーションを回避しやすくなります。
とはいえ、いきなり全く無視するような態度をとるのも問題なので、今までよりも少し距離を置いて接する割合を少しずつ減らしていくってやり方の方が角が立ちにくいと思います。
神経質で融通がきかない上司→相談するフリして自分の意見を伝える
質が求められる場合、ミスが許されない場面においては、几帳面さや神経質さはプラスになります。
でもスピードが求められる場合や新しいやり方が求められる場面では、ではそれが足かせになります。
もし今度、神経質で融通がきかない上司のこういった弱点の影響をあなたが受ける羽目になったら、「○○を100%まで仕上げながら、こっちの件も早く進めるにはどうすればいいですか?」とあえて相談という形で希望を伝えてみるのもアリです。
それとなく「そんな細かいところまでこだわってられない。他にも優先して進めなきゃいけないことがある」ことを訴えつつ、上司に反論しない言い方ができれば「それならそっちを先に進めてくれ」と納得してもらえるかも。
人を寄せ付けず接しにくいタイプ→仕事に集中して事務的に接する
人を寄せ付けず接しにくいタイプの上司は、気を遣わなくてはいけないめんどくささはあるものの、仕事さえきっちり進めていれば特に問題なく付き合っていくことができます。
なので、まずは仕事に集中すること。そして接するときは事務的に接するのがベストな付き合い方ですね。
それでもストレスを感じるようであれば、別途ストレス対策を取り入れてみるのがおすすめです。
それでも精神的にキツいようであればストレス対策をしていきましょう。
職場、友達、恋愛などなど…人間関係は切っても切り離せないもの。 だからこそ、それがストレスになるとすごく苦しいですよね…。 心理学の巨人の1人アルフレッド・アドラー博士は、「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」とおっしゃっています。 人[…]
【まとめ】めんどくさい上司は「タイプに合った付き合い方」で対応
というわけで、めんどくさい上司の特徴9つとそれぞれの対処法までを解説させていただきましたー。
ビッグファイブをベースにめんどくさい上司の特徴を考察しましたが、ビッグファイブの5つの要素は高・中・低のレベルに分かれてまして、それ踏まえると実際にはもっと性格パターンが複雑で多くなると思います。
ビッグファイブのWikipediaの「複合パーソナリティ」ってところを見ていただくと、他にも色んな性格パターンが見つかるので一度チェックしてみてください。
こうやってめんどくさい上司の性格的な特徴が掴めると、「この人はこういうタイプの人なんだ」と理解しやすくなります。
それが理解できれば、今回ご紹介したような対処法にも取り組みやすくなると思います。
めんどくさい上司に対処するのもめんどくさいかもしれませんが、工夫して乗り切っていけば自分をラクにしてあげられると同時に人としても成長していけるはずです。
そしていつかは、めんどくさい上司を追い抜いてやりましょう。
自分が上司になったとき、「俺も昔はめんどくさい上司がいて苦労してさ。あとのときこうやったから今があるんだよな~」とか武勇伝を語りすぎないよう注意です(笑)
「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」 名著「嫌われる勇気」の著者として知られる心理学者のアルフレッド・アドラー博士は、人間関係の悩みがそれほど人間にとっては根深い問題であると語っています。 特に「職場の人間関係」は同僚として長時間一緒[…]