もし今現在、「はぁ…あの人ほんとにめんどくさいなぁ…」と、めんどくさい同僚のせいで憂鬱になっているなら、この記事でご紹介する対処法はかなり役立つと思います。
めんどくさい同僚って厄介者で、一緒に仕事をする立場上プツンと完全に縁を切って関わらないようにすることはできません。
この対処が難しい状況は、長引けば長引くほど精神的な苦痛が増して心に余裕がなくなります。そのせいでまた別の問題が起こって自己嫌悪する…という悪循環に陥ってしまう可能性もあります。
もしあなたが、近くいる同僚に対して「この人は自分の人生にとってプラスにならない」と感じるのであれば、バリアを張って適度に距離を保ち、自分を守っていく対策が必要になります。
今回は、めんどくさい同僚の特徴を見ていきながら、心の平穏を保ちつつ奴らと距離をとって接していく方法をご紹介しますね。
・めんどくさい同僚の特徴がわかる
・めんどくさい同僚への対処法が手に入る
めんどくさい同僚のせいでストレスを感じる現状から、少しでも心がラクになることができれば、本来の前向きな自分と生活を取り戻せるはずです。
ぜひ参考にどうぞ。
<この記事は約3分で読める!>
第1章:「めんどくさい!」と感じる同僚の特徴
あなたがめんどくさいと感じているその同僚が、これからお話しする「めんどくさい同僚にありがちな6つの特徴」に当てはまるようなら注意。
その同僚はおそらく早急に対策すべき同僚です。
職場とか友達グループとか、身近にめんどくさい人がいるとなかなか精神的に辛いですよね…。僕も経験あります。 今回は、めんどくさい人との付き合い方に悩む人のために、めんどくさい人の特徴から対処法までをマルっと解説しました。 ・めんどくさい人の特[…]
特徴1:愚痴や悪口、文句が多い
しょっちゅう愚痴に付き合わされる、会話の内容のほとんどが他人の悪口。何かと文句が多く、いつもぶつくさ不満を口にしている。
こういった負の感情を撒き散らすタイプも、めんどくさい同僚にありがちな特徴の1つです。
同僚なので無視するわけにもいかず、かといって話を合わせて愚痴大会や悪口大会を開催するのも自分が嫌になるので、対応がすごくめんどくさいんですよね。
特徴2:社内の噂話が大好きで勝手な噂をどんどん広める
社内の噂話を生きがいにしている厄介なタイプ。
「○○さんてアレらしいよ~」みたいなことをしょっちゅう言っていて、あることないこと広める。それに巻き込まれると非常にめんどくさい…。
こういう同僚は社内の人間関係を不安定にさせるトラブルメーカーです。
そして1番めんどくさいのが、こういうタイプの同僚に「標的」にされること。
噂話の格好の獲物にされると、本当に心をズタズタにされかねないので、接し方には要注意ですね…。
特徴3:かまってちゃん
すごく話しかけてくる、いちいちリアクションが大きくて「どうしたの?」と周りに聞いてほしそうにしている。いちいち面倒な絡み方をしてくる。
こういったかまってちゃんタイプも、めんどくさくて鬱陶しい同僚ですね。
自慢話が多いとか周りへのアピールが凄い承認欲求強めのタイプも、近くにいるとむちゃくちゃ面倒です。
こういったタイプは攻撃性があるわけではないですが、関わるとイライラさせられて疲れる羽目になるので、なんとか距離をとっていきたいですね。
特徴4:上から目線で何かと口出ししてくる
やることなすこと口出ししてくる、細かいところまでツッコんで指摘してくる、常に上から目線でいつも否定してくる。
こういうタイプが近くにいると、こちらの前向きな気持ちとか自信とかやる気に水を差されます。
不快な気分になることが多く、とてもめんどくさいタイプです。イライラさせられますよね…。
何かと対抗してくる場合は、あなたに対して敵対心やライバル意識を抱いている可能性があります。同期とか年が近いとこっちに当てはまるかもしれません。
「勝手にライバル心燃やされても…」って感じなんですが、うまく相手の敵対心を受け流して付き合っていきたいですね。
特徴5:感情が激しい
周りの人に怒鳴り散らすことがある、八つ当たりする、機嫌の悪さを隠そうともしない。
こういった負の感情を爆発させるタイプもかなりめんどくさい同僚ですね。
直接的に被害に合うのも最悪ですが、誰かが被害に合っているのを見るのも気分が悪くなります。
また、感情がネガティブ方向に激しく落ち込むことが多い人も職場にいるとめんどくさいタイプです。
「どうせ自分なんか…」「なんでいつも自分ばっかり」と必要以上にネガティブになって「慰めてほしそう」にしている人には注意です。
こういったタイプは周囲の人のエネルギーを奪っていく習性があるため、深入りすると色々と吸い尽くされてしまう危険性があります。
特徴6:下心丸出しで近づいてくる
特に女性が被害にあうことが多いケースです。
個人的なLINEをしょっちゅう送ってくる、仕事中にやたらと話しかけてくる、何回もしつこく食事に誘ってくる、セクハラじみた気持ち悪いことを言ってくる、プライベートなことを詮索してくる、なんとなく距離が近い。
こういった特徴がある下心丸出しタイプは、めんどくさいというか気持ち悪いです…。
とはいえ、同僚なので対処が難しいところですが、もしあまりに酷いようなら迷惑行為の決定的な証拠を握って第三者に相談することも選択肢の1つです。
第2章:めんどくさい同僚への対処法!距離を置いて身を守る5つの方法
ではこういった厄介なめんどくさい同僚にはどう対処すればいいのか?具体的な対処法を5つご紹介します。
対処法1:忙しく仕事をする、忙しいフリだけでもOK
めんどくさい同僚への対処法としてまず絶対なのが距離を置くこと。
しかし、距離を置くためには「正当性のある距離を置く理由」と「付かず離れずの適度な距離感」の2つが必須です。
この2つがないと、めんどくさい同僚と揉めて余計に面倒な事態になってしまったりめんどくさい同僚の標的にされてしまったりと、厄介事に発展するリスクがあるんですね。
そこでおすすめなのが、「忙しく仕事をする」もしくは「忙しいフリをする」方法です。
当たり前ですが、会社で社会人に求められることは「仕事をすること」です。これが1番です。
なので忙しく仕事をしていれば、それだけで十分めんどくさい同僚と距離を置く理由として大きく機能してくれるんですね。
「すみません。ちょっと今こっちを進めないといけないので…」と忙しくしていれば、面倒なコミュニケーションを回避する正当性のある言い訳ができます。
加えて、きっちり仕事をコツコツしていれば他の人からの印象も良くなるので、人間関係での摩擦も減りやすくなります。
対処法2:逃げる口実をいくつか持っておく
同僚と完全に距離を置くのは難しい場合が多いですが、接する時間を短くすることは可能です。
そのためには「会話を断ち切って逃げる口実」をいくつか持っておくことが大切です。この口実は緊急脱出アイテムとしてすごく役立ちます。
例えば、、、
- 「今○○の件でちょっと厳しくて…」
- 「すみません、○○さんに呼ばれているので…」
- 「今日は○○さんとお昼約束してるので…」
- 「すみません、最近残業多くて体調がイマイチなんです…」
って感じで、自然に逃げられる口実を持っておくと良さげ。
とはいえ、逃げすぎるとやっぱり関係性が悪化しかねないので、多少は会話してから自然な形で使っていくのがベストですね。
対処法3:接触機会を減らす
忙しく仕事をする、逃げる口実を持っておく。こういった対処法を実践しながら接触機会を少しずつ減らしていくのも有効です。
相手の反感を買わないように、ゆっくり少しずつ接触機会を減らしていけば波風が立ちにくいと思います。
接触する機会を減らすためには、接触する回数を減らす・接触する時間を減らすというのがポイント。
接触する回数を減らして、接触する場合も最低限の時間に抑えるようにする。これだけでもめんどくさい同僚の悪影響を軽減できます。
対処法4:会社に1人でもいいから信頼できる味方をつくる
って状態と、、、
って状態では、精神的な余裕が全然違いますよね。
もしまだ信頼できる味方がいないって場合は、普段あいさつを交わす人ともう少し踏み込んで付き合っていくと味方を増やせるかも。
信頼できる味方と聞いてパッと誰か浮かぶ人がいるって人は、味方がいるんだって事実を再確認してみてください。
1人でも味方がいるだけで、かなり精神的に助かりますから。
また、会社内に限らずプライベートの人間関係を充実させておくと、めんどくさい同僚による悪影響を多少なりとも軽減できると思います。
人間は結局、社会的な生き物です。誰か信頼できる味方がいないと、人生のあらゆる面でストレスを感じることが増えやすくなってしまいます。
逆に1人でも味方がいれば、それだけでも安心感が生まれます。
対処法5:ストレス対策を行ってストレス耐性を高める
ストレスとリラクセーションを専門とする医学博士の熊野宏昭先生は、著書『ストレスに負けない生活』の中で「リラックス貯金」というアイデアを提示しておられます1。
ストレス対策が少し面白く感じるので、僕は「リラックスを貯金しよう!」って考え方がお気に入りです。
これは「ストレスがたまるなら逆にリラックスもためられるよね」って考え方でして、リラックスを増やすことでストレスによる悪影響を軽減し、ストレスへの耐性を高めることを目指していきます。
リラックスする方法としては、以下の方法がおすすめ。
- 睡眠時間を増やす
- 日中に休憩する回数か時間を増やす
- 深呼吸をする
- 自然に触れる
- 瞑想やマインドフルネスを実践する
- ウォーキングをして運動不足を解消する
- 健康的な食事をする
- 15分前後昼寝する
他にも、映画やドラマ・アニメを見たり、好きな音楽を聴いたり、ゲームをしたりとか、ヨガ、アロマテラピー、入浴、旅行、スポーツなどなど色々あります。
自分に合った方法を選ぶのが大事なので、いくつかリストアップして試してもらえれば幸いです。時間がなければ深呼吸するだけでもOKです。
ストレス対策ってどうすれば良いのか分からないよって方は、以下の本が参考になるかと。
100通りの科学的に根拠のあるストレス対策が紹介されているので、自分に合った効果的なストレス対策が見つかると思います。
リラックス貯金における重要なポイントは、リラックスを継続的に行うこと。これが大切です。
まさに預金口座と同じで、貯金せず放っておくとストレスによってどんどん預金が減っていきます。最悪の場合、心の預金がゼロになってしまう恐れも…。
なので、リラックスを習慣的に行って心の貯金を増やし、めんどくさい同僚から悪影響を受けても余裕のある状態を作っておくのが大切なんです。
めんどくさい同僚に振り回されて悩んでいる現在の状態は、もしかしたら心の貯金がごくわずかしか残っていない状態なのかもしれません。
リラックス貯金をしてストレス耐性を高め、めんどくさい同僚の悪影響に負けない状態を作っていくと自分の心がラクになると思います。
めんどくさい同僚への対処をしながら同時進行で取り組むとより◎。
「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」 名著「嫌われる勇気」の著者として知られる心理学者のアルフレッド・アドラー博士は、人間関係の悩みがそれほど人間にとっては根深い問題であると語っています。 特に「職場の人間関係」は同僚として長時間一緒[…]
【まとめ】接し方を変えればめんどくさい同僚からのダメージを軽減できる
では、改めてめんどくさい同僚の対処法をまとめますね。
- 忙しく仕事をする、忙しいフリだけでもOK
- 逃げる口実をいくつか持っておく
- 接触機会を減らす
- 会社に1人でもいいから信頼できる味方をつくる
- ストレス対策を行ってストレス耐性を高める
めんどくさい同僚は本当に厄介ですが、接し方を工夫すれば多少なりとも精神的なダメージは軽減できます。
自分の心をラクにするために、ぜひ取り組んでいただければと思います。
その間にストレス対策を行って心を回復させていく。
この防御戦法が「対同僚モンスター」には有効ですね。
めんどくさい上司にどう対応すればいいのか?これは現代人が抱える大きな悩みの1つと言っても過言ではないですよね。 [word_balloon id="unset" position="L" size="S" balloon="freehand[…]
参考文献
- 熊野宏昭.”第3章 力まず編”.『ストレスに負けない生活』.筑摩書房, 2007, p.117-p.119.