「学校めんどくさい…行きたくない…」
そう感じている中学生、高校生に朗報です。
学校がめんどくさいと感じるその感覚は、僕も含め多くの人が感じてきたものであり、何もおかしくありません。
なぜなら、そもそも学校ってめんどくさいところだからです。
したくもない勉強をさせられるし、学校生活はつまんないし、嫌な先生はいるし。ぶっちゃけ、映画やアニメみたいな「青春!サイコー!」って楽しい学校生活を送れる人の方が少ないでしょうね。
でもだからこそ、学校がめんどくさいと感じている学生には、無限の選択肢と可能性があると思います。
・学校に行く意味がわかる
・学校がめんどくさい人にある選択肢が見つかる
・「学校がめんどくさい」への対処法が手に入る
<この記事は約5分で読める!>
第1章:「学校がめんどくさい行きたくない」と思いながら通い続けた結果…
「学校がめんどくさい、行きたくない」と思いながら、その気持ちを我慢して学校に通い続けたらどうなると思います?
学校がめんどくさいと感じ続けた中学・高校
僕は小学生のとき、両親が離婚し、地方に引っ越すことになりました。
大好きだった野球が続けられなくなり、友達や仲間とも離れることになりました。
挫折感を感じながら、それでも新しい学校に慣れなくちゃいけない。僕は「いじめられたらどうしよう?」と不安でいっぱいでしたけど、学校に行きました。
幸い、新しい学校では友達ができました。中学校に進学し、ごく普通の中学生として過ごしました。
でも僕は「学校がめんどくさい、行きたくない」と感じることがあり、たまにサボって休むことがあったんです。
特に中学3年生。当時の友達グループとの人間関係で悩んだこともあり、余計に学校がめんどくさいと感じました。
それでもなんとか我慢して高校に進学。高校では人間関係を新しくしました。
新しい友達もできましたが、それでもやっぱり「学校がめんどくさい」という気持ちは変わんなかったんですよね…。
僕の場合は、学校の集団生活によるストレスが「学校がめんどくさい」と感じていた原因だったんじゃないかとと思っています。
でも僕の中では「学校に行く」のが当たり前で、それ以外の選択肢は考えられませんでした…。
時間だけが過ぎ、なんとなく生きてしまった
僕の高校生活を思い返すと、学校生活のストレスを毎日なんとか乗り切る繰り返しだったと思います。
アニメや漫画、ゲームでそのストレスを発散して、学校に行く。学校や部活が終わったらまた遊んで…。この繰り返しでした。
そして3年間を乗り切り、僕は就職することに決めました。なんとなく学校を卒業して、なんとなくどっかの会社に就職するんだろうなーと漠然と思っていましたが、まさにその通りになったわけです。
でも僕は今でも後悔することがあります。
高校生のときに、もっと自分の将来をちゃんと考えていれば…と。もしかしたら他にも選択肢があったんじゃないかと。
実際、学生には無限の選択肢があります。
でも僕は、その学生生活をなんとなく過ごして貴重な時間を失ってしまった。そう考えることがたまにあるんですよね。
第2章:そもそも何のために学校に行くのか?
とはいえ、そもそもの学校に行く意味がわからないままだと、そりゃあ学校なんてめんどくさいですよね。
それに、学校に行くメリット・デメリットも学校に行かないメリット・デメリットもよくわからないと思います。
人生を広げるために必要な知識や能力を育む
人間が社会に出る前に、社会で生きていくために必要な知識・能力を育む場所が「学校」です。
あなたのお父さんもお母さんも、みんな最初は右も左も分からない小さな子どもでした。
でも周りの支えがあり、学校に通い、知識や能力を育み、そうして大人になっていきます。大人になれば、今度は自分が子どもたちを支える番になっていきます。
そもそも「社会で生きていく」とは何でしょうか?
僕はひとまず、「1人ひとりが自分の能力を発揮して他者の役に立ち、1人ひとりの自由を尊重し、1人ひとりが価値があると信じる生き方をすること」だと定義しています。
ですが、この定義に沿って「社会で生きていく」には、高校までの勉強がある程度必要になります。
高校までの勉強で得た知識は、「社会で生きていく」うえで何が大切か?どうやって自分の能力を発揮するか?自分にとって価値がある生き方ってなんだろう?といった重要な疑問に答えを出す「材料」になります。
また、学力テストや期末試験にも、実は重要な役割があります。
学校のテストでは、授業で習ったことをきちんと覚えているか?習ったことを使って問題に答えを出せるか?が問われます。
でもそれ以上に問われているのは、目標に対してきちんと努力できるか?努力して結果が出せるかどうか?なんですね。
ただし大事なのは点数ではありません。
例えば、数学が苦手でいつも30点前後の人が、工夫して努力して70点を出せた。これは、手を抜いて出した80点よりも価値があります。
学校で習った知識が社会で役に立つかと言われれば微妙ではありますが、その過程で得た基礎的な知識や能力は、人生の選択肢を広げる土台になるんです。
「社会」を体験し、社会生活に必要な能力を磨く
「学校は社会の縮図である」という言葉にもある通り、学校には上下関係・仲間・競争・ルールといった社会に存在する要素がいくつかあります。
小さな社会である学校には、コミュニケーション能力、他人と協力する能力、ルールや規律を守る姿勢などを磨く環境が整っているわけですね。
学校に通えば社会生活に必要な能力を磨くことができるっていう点でも、学校に行く意味はあると思います。
自分自身の「人生の選択肢」を広げる
結局のところ、学校で知識や能力を育むのは、自分自身の人生の選択肢を広げるためです。
特に高校と大学は、大人と子どもの間であり、これから自由に道を選べるもっともベストな時期と言えます。
学校の勉強や部活動、学校での人間関係、学校行事…。人生をもっと面白くするきっかけになるようなものと出会える環境が学校には揃っています。
第3章:学校がめんどくさいキミの目の前にある選択肢
第2章で見たように学校に行く意味はちゃんとあります。
ただしそれはあくまで選択肢の1つ。学校に行って得られるものが学校以外で得られないわけではありません。
学校がめんどくさいと感じている原因が何か?そのめんどくさいレベルはどの程度深刻か?によっても選択肢は変わりますが、ひとまずこの5つの選択肢があることを確認しておきましょう。
選択肢1:めんどくさいなら学校を休んでOK
「めんどくさい」と感じるなら、とりあえず学校を休む。これがまず第1の選択肢です。
学校を休むのはなんとなく後ろめたい気持ちがすると思います。親に怒られる、親に迷惑をかけるっていう不安もあるかもしれません。
でも「めんどくさい」と感じるのは、別に甘えているわけではなく、自分でも気づかないうちに心身が疲れきっているのが原因かもしれません。
強烈なストレスの原因が何か学校にあるのであれば、誰だって休みたいと思います。自然です。
とりあえず1日ゆっくり休んでみる。それでも学校に行くのが苦しいなら、しばらく学校をお休みする。それも1つの選択肢です。
不登校と聞くとあまり良い印象を感じないかもしれませんが、不登校は悪いことでも恥ずかしいことでもないと思います。
良い悪いではなく、学校に行かないという選択肢は誰もが持っているものだからです。
選択肢2:めんどくさいし行きたくないけど一応学校に行く
「めんどくさいけど、やっぱり学校に行く」。もちろんこの選択肢もアリです。
この記事の後半で「学校がめんどくさい、行きたくない」への対処法をご紹介しますので、そちらを参考にして学校に行くモチベーションをアップしましょう。
この選択肢を選ぶのであれば、学校に行く意味を改めて考えてみてください。
自分の中で「めんどくさいけど、学校に行く意味はあるな」と思えればもうバッチリです。
選択肢3:オンライン予備校で学力を上げる
学力的な理由で「学校に行くのがめんどくさい」と感じるのであれば、「オンライン予備校」を取り入れてみるのも1つの手です。
例えば、テレビCMでもおなじみの「スタディサプリ」では、小学生から高校生、社会人まで幅広く講座が用意されています。
しかもスタディサプリの講座は日本トップレベルの講師陣による授業なので、めちゃくちゃ質が高いのが特徴です。
その上、月額1,980円~(※2020年3月時点)と一般的な予備校と比べて10分の1以下の価格。安すぎ…。
いつでもどこでも質の高い授業が受けられるので、学力アップにはもってこいです。
こういった選択肢も全然アリですね。
選択肢4:フリースクールや通信制高校に通う
学校には行かずフリースクールや通信制高校に通う、というのも選択肢の1つです。
フリースクールは、民間の団体が運営している教育機関で、学校というよりは塾に近い存在ですね。
学校と同じように「みんな一緒」の教育スタイルではなく、少人数や個別での学習指導が主流です。
フリースクールによっては自宅訪問による学習支援を行ってくれるところもあります。
国が調査したデータ1によれば、学校に通わずフリースクールに通っている未成年は、全国で6,000人を超えると発表されています。
これはつまり、学校に通うだけが選択肢ではないという証拠であり、学校に通う以外の道を選択している人がこれだけ多くいるという確かな事実です。
また、フリースクールからの進路もかなり幅広いです。
- 学校に復帰、高校や大学に進学
- 通信制高校へ進学
- パソコンやゲーム関連会社への就職
- 専門学校への進学
- 専門的な資格を取得
などなど、世間一般のイメージよりも進路の選択肢は豊富です。
登校ではなく自宅学習を中心に高校課程の教育を行う「通信制高校」も、実は選択肢の宝庫です。
例えば、「N高等学校」では、有名な企業への就職実績や大学への進学実績が数多くありますし、普通の高校では習得できないようなスキルが身につく授業をネットで受けることもできます。
学校に行かない=悪いこと、おかしいことではありません。
中には普通の学校が合わないって人もいます。
普通の学校が合わないのであれば、他の選択肢を選ぶ。これも1つの選択肢です。
選択肢5:理想の人生を思い描いてみる
学校は人生の通過点であって、学校が全てではありません。
学校のその先にある「自分の人生」をどう生きるか?これが1番重要です。
なので一度、学生のうちに理想の人生を思い描いてみてください。
なんでもいいです。
- 面白いゲームを開発したい
- 野球に関係がある仕事をしたい
- 素敵なお嫁さんと幸せな家族を作りたい
- 小説家になりたい
- 1日中アニメを見て暮らしたい
- お金持ちになりたい
ほんとになんでもいいです。
理想の人生を思い描いていくと、そこから選択肢がどんどん生まれていきます。そして、検索して調べてみてください。
調べれば調べるほど、それこそ無限に選択肢が生まれていきます。
労働政策研究・研修機構の調査結果によれば、日本の職種の数は約1万7000種類もあるそう2。
仕事という一面だけを見ても、これだけ人間には選択肢が数多くあるんですね。
学校のその先にある「自分の人生」をどう生きるか?
ぜひ一度、時間をとって考えてみてください。
第4章:「学校がめんどくさい、行きたくない」への対処法
もしあなたが「めんどくさいけど、学校行く」と決めたなら、まず僕はその決断を全力で応援します。褒めちぎります。
ただ、我慢し続けてただ学校に通うだけだと貴重な10代後半が辛くなってしまうので、これからご紹介する3つの対処法を取り入れてみてください。
対処法1:人生でやりたいことを書き出してみる
あなたは今、やりたいことがありますか?
食べたいもの、見たいもの、行きたいところ、欲しい物はありますか?
人生でやりたいことを書き出してみると、自分の人生そのものへのモチベーションが上がるのでおすすめ。
例えば、、、
- かわいい彼女を作りたい
- 世界三大珍味を食べたい
- ウユニ塩湖に行きたい
- お金持ちになりたい
- カッコいい車に乗りたい
- ブランドの時計やカバンが欲しい
- 好きなアーティストのライブに行きたい
- 面白いアプリを作りたい
- 苦しんでいる動物たちを救いたい
- 友達と1日中ゲームがしたい
なんでもいいので「もうこれ以上は出ない!」ってところまで、やりたいことを書き出してみてください。
書き出したやりたいことを見ていくと、なんとなく元気が出てきませんか?
たしかに学校はめんどくさいですけど、それ以上にこんなにやりたいことがある人生って面白そうだと思いません?
人生って時と場合によってはクソゲーになることもあります。
でも、レアキャラに出会えたりレアアイテムをゲットできたり、自分をレベルアップする楽しみがあったり、色んな場所を冒険できたり、アイデア次第で神ゲーにすることもできます。
対処法2:めんどくさい学校以外の時間を思いっきり楽しむ
学生時代、僕は何度か人間関係に悩んですごくストレスを抱えたことがありました。
そんな時でもなんとか学校に通えていたのは、学校以外の時間に楽しみがあったからです。
学校や部活以外の時間は趣味を楽しむと、学校だけが全てじゃないと思えるようになります。
休みの日や学校を休んだときも、いっそのこと思いっきり好きなことをやって楽しんじゃうのも全然アリだと思います。
それに、何かしら趣味があると同じような趣味を持っている人と仲良くなれます。ここもプラスの点ですね。
対処法3:読書をして人生の選択肢を広げる
学校で教わることって意外と限定的で、人生で大事なことって結局は自分で学んでいくしかありません。
そこでおすすめなのが読書です。
本を読めば知識が増えます。知識は人生の選択肢を広げてくれます。僕も読書によって人生を救われた1人です。
しかも読書って、知識がつくだけじゃなくてストレス軽減の効果もあると言われています。1日30分ほど読書するだけでも68%もストレスが軽減するそう3。
一石二鳥ですよね。
とりあえず学校がめんどくさいと感じている学生さんには、以下の本をおすすめします。
↑めんどくさいを解消してモチベーションを上げる方法が満載の本です。
↑何を信じるか?によって人生の可能性がガラッと変わっちゃうって話についてまとめれた1冊。
↑自分を理解し、人生を自分の手で切り開くために必要な知識が手に入る1冊ですね。
↑ちゃんと根拠のあるストレス解消法が手に入る本です。学生生活でストレス感じている人におすすめ。
勉強をやらないといけないのは分かっていても、めんどくさいと感じてなかなかできない。 でもテスト当日になると問題が解けなくて「やっぱり勉強しとけばよかった…」と後悔する。 学生なら一度はこういう経験ありますよね。 僕も学生時代はこの繰り返しで[…]
【まとめ】学校はめんどくさいけど、あくまで人生の通過点
「学校めんどくさいなぁ…」と感じているのはあなただけではありません。
たぶん同級生も、先輩も、後輩も、大人だって一度くらいは感じたことのある気持ちです。
でも学校はあくまでも人生の通過点です。通過点であり、無限の選択肢の中から1つを選ぶ分岐点でもあります。
重要なのは学校のその先にある「自分の人生」をどう生きるか。
自分でそれを考え、調べ、選び、決めたとき、学校がめんどくさくてもその先にはワクワクするような人生が待っているかもしれません。
以上、学校がめんどくさいと感じていた大人からの、学校がめんどくさいキミには「無限の選択肢がある」という話でした。
素敵な10代後半を!
参考文献
- 『小・中学校に通っていない義務教育段階の子供が通う民間の団体・施設に関する調査』. 文部科学省.
- 『第4回改訂厚生労働省編職業分類 職業名索引』. 独立行政法人労働政策研究・研修機構.
- 『Reading for Stress Relief』. University of Minnesota.