休日とか長い休みになると、ついだらだらしてしまう。
「時間を無駄にした…」
「結局やろうと思ってたことできなかった…」
そう後悔したりちょっぴり罪悪感を感じたりってあるあるですよね。
やっぱりだらだらするのって気持ちいいですし、スマホやテレビのおかげでだらだら時間もわりと楽しめちゃうので、ついだらける方に流されちゃうんですよね。
僕もそういうタイプなんですが、「さすがにこのままじゃマズい」と思って色々取り組んでみた結果、だらだらしてしまう生活からなんとか脱出できました。
今回は、だらだらしてしまう人でもできる10の生活改善術をあなたにもシェアしたいと思います。
だらだら生活をやめたい人を必読です。
・だらだらしてしまう原因がわかる
・「10の生活改善術」が手に入る
<この記事は約6分で読める!>
第1章:なぜ毎日「だらだら」してしまうのか?
まずはだらだらしてしまう7つの原因についてお話ししておきますね。
だらだら原因①:心身が疲れ果てている
心身が疲れ果ててしまっているせいで意欲が下がり、ついだらだらしてしまう。まずこの原因が1つ考えられますね。
仕事や家事、人間関係など日々の忙しさに追われれば、誰だって疲れ果てて休みたくなるのが普通です。
また、ストレスも問題です。
仕事、人間関係、お金など人間にストレスをもたらす要因は数多くありますが、こういったストレスが長く続くと僕らの心身は不調をきたします。
やる気の低下、イライラ、不安、気分の落ち込みといった心理面の不調。
体の痛み、頭痛、腰痛、肩こり、慢性的な疲労感、胃腸の不調、不眠などの身体的な不調。
飲酒量・喫煙量の増加、ミスの増加、食欲の増加または低下、引きこもりなどの行動面での悪影響。
心身の不調は慢性的になると気づきにくくなる(不調なのが当たり前だと感じて無視しやすい)ので、だらだらしてしまうのは体からの「休ませて!」というSOSかもしれません。
特に「何もかもめんどくさい…」と感じたときは注意ですね。
だらだら原因②:「甘い誘惑」がすぐ近くにある
普段だらだらしてしまう場所はありますか?
その場所の周りには何がありますか?
- 常にスマホを持っている
- すぐ手が届くところにテレビのリモコンがある
- ゴロゴロしながらお菓子が食べられる
- 雑誌やら漫画やらがすぐ読める位置に置いてある
もしこういう「甘い誘惑」がすぐ近くにある状況なら、だらだらの誘惑に抗うのは難しいでしょう。
人間は、手間が少なく簡単であるほど行動しやすく、手間が多く複雑であるほど行動しにくくなるという行動心理があります。
だらだらライフが楽しめるアイテムがすぐ手が届く位置にある。この時点でもうだらだらライフにまっしぐらですね。
だらだら原因③:だらけやすい場所にいる
そして、「いつもだらだらしてしまう場所にいるからだらだらしてしまう」というのも1つ大きな原因です。
例えば、ベッド、ソファー、こたつとかですね。
もしくは自分の部屋全体がダラダラ空間になっていると、もう部屋に入った時点でダラダラモードに脳が切り替わってしまうので注意です。
人間はそもそも、「自分が今いる環境、状況」によって行動パターンを変える性質があります。
- スーツを着て仕事場に着くとやる気スイッチが入る
- 自分のデスクに座ると仕事モードに切り替わる
- 車に乗ると自然と運転に集中できる
- 家に帰ってくると一気にスイッチがオフになる
こういうことってありますよね。
意外と人間って自分のモードを器用に切り替えることができるので、だらけやすい場所にいるとこの性質によってだらだらモードになってしまうんですね。
だらだら原因④:暇で特にやることがない
シンプルに暇で特にやることがない場合もだらだらしやすくなるので注意ですね。
することないなー何しようかなーってときに、真っ先に手に取る物と言えばスマホ。スマホをなんとなくいじり出すと、なんとなくネットサーフィンしたりYoutube見たりしてあっという間に時間が過ぎ去っていきます。
人間は基本的には怠けたい、ラクをしたい生き物です。
これは「いざという時のためにエネルギーを温存しておきたい」っていう古来からの基本的な本能なので、暇で特にやることがない状態だと自然に怠け始めるんですね。
だらだら原因⑤:思考が行動を邪魔している
- 悩み
- 心配事
- 気になること
- 過去のネガティブな記憶
- 将来の不安
- 妄想、空想
こういった思考が頭の中を支配しているとき、僕らの行動力はものすごく下がってしまいます。
なぜなら、こういった思考に意識を集中しているため、そもそも行動するという選択肢がなくなるからです。
映画館で映画に熱中しているとき「映画館を出てあそこに行ってこうしよう」とか全く思い浮かばないのと同じですね。
しかもこういった思考の厄介なところは、大抵ネガティブな思考になるのでメンタルが傷つくうえに、思考することにエネルギーを使うせいで自分で思っている以上に脳が疲れちゃうんですよね。
脳が疲れるとそれだけ体は休みたくなるので、自然とだらだらする方向に意識が傾いていく…。
色々と考えてしまう人は、この点に注意です。
だらだら原因⑥:生活習慣がぐーたら
人間の生活を支えているのは、食う・寝る・動くの三本柱です。
生活習慣がぐーたらになり、どれか1つでもバランスを崩すと心身の不調や不規則な生活習慣に陥りやすくなります。
実際僕も食う・寝る・動くがガタガタだった時期ありましたけど、やる気とか意欲とか皆無でしたからね…。
でも生活習慣を改善してからは心身の調子が良くなりました。
ついだらだらしてしまうなら、食う・寝る・動くがおろそかになっているのかも?
だらだら原因⑦:インドアが好き
外出するのが億劫で、休日も平日も基本的に毎日インドア。
インドア派だから家にいてゆったり過ごすのが好き。
誰かと遊ぶのも楽しいけど、やっぱり1人の時間を贅沢に楽しむのが幸せ。
こういったタイプの人(僕もそうですが…)はそもそも性格的にインドアなので、よく外出する人に比べると、おうちでだらだらしやすいという特徴があります。
インドアライフを存分に満喫するのはOKなんですが、ついだらだらして「やろうと思っていたことができなかった…」「時間を無駄にした…」と後悔や罪悪感を感じるようなら注意ですね。
できればダラダラとテキパキをうまく切り替えてインドアライフを充実させたいところです。
ただ、これからご紹介する「10の生活改善術」があれば脱だらだら生活も夢じゃありません。
第2章:毎日だらだらしてしまう人でもできる!10の生活改善術
最初に軽く10の生活改善術をネタバレしておきます。
- だらだらするのをやめて休む
- 「甘い誘惑」を遠ざける
- いつもだらける場所から離れる
- 目標を見つける
- 頭の中にある思考を外に吐き出す
- 「食う・寝る・動く」を見直す
- 理想の1日を設計する
- だらだら時間をご褒美にする
- 行動モードに自分を切り替える
- 簡単なことだけをやる
この10の生活改善術があれば、毎日だらだらしてしまう人でもかなりシャキッと行動しやすくなって時間を有効に使えるようになるんじゃないかと思います。
1の術:だらだらするのをやめて休む
だらだらしてしまうのは体からの「休ませて!」というSOSかも…って話をしました。であれば、体からのSOSに応えて自分を休ませてあげるのがまずはベストです。
自分自身を回復させる休み方は以下の通り。
- 生活の中で睡眠の優先度を上げて睡眠時間を増やす
- 15分前後の昼寝を取り入れる
- 定期的に5分ほど休憩する
(目を閉じて深呼吸する) - スキマ時間に目を閉じて深呼吸する
- 休憩時間にスマホを触らない
(脳が休まらないから) - ベッドでスマホをいじらない
(寝付きが悪くなるから)
これで十分なリカバリーになるかと。
スマホとかテレビって適度なリフレッシュにはなるんですけど、スマホとかテレビの情報を処理するために脳はしっかり働いてしまうんですよね。
なので目を閉じて何も考えずに深呼吸するのが1番良いリカバリーになると思います。
2の術:「甘い誘惑」を遠ざける
僕らをだらだらさせる「甘い誘惑」がすぐ近くの手が届くところにあると、どうしてもだらだらの誘惑に負けてしまいます。
なので、僕らをだらだらに導く「甘い誘惑」を目に入らないところまで遠ざけるのが良いやり方になります。
例えば、、、
- スマホを別の部屋置く
- テレビの別の部屋に置く
- お菓子を家の中に入れない
こういった工夫をして、できるだけ僕らをだらけさせるアイテムを遠ざけましょう。
3の術:いつもだらける場所から離れる
「いつもだらけてしまう場所」ってありますか?
ベッドの上とかソファーの上とか。もしくは自分の部屋自体がもうだらけ場所になっている場合もあると思います。
だらだらモードから抜け出すためには、だらだしてしまう場所からまず離れるのが得策です。
だらだらしてしまう場所にいると、どうしても自分の中でスイッチを切り替えられないので。
家の中だとだらだらしてしまうなら、軽く散歩に出かける。外出するのが億劫な場合は、せめていつもだらけてしまう場所とは違う部屋に移動しましょう。
いつもだらける場所から離れることさえできれば、だらだらは軽減できると思います。
4の術:目標を見つける
特にやることがなく暇を持て余していると、自然と怠ける方に流れがち…。
であれば、何か「目標」を見つけてその目標に向かって時間を有効に使っていくのも1つおすすめ。
例えば、何かの資格を取る、プログラミングやイラストなどのスキルの習得を目指す、副業を始めて収入アップを目指す、新しい趣味を開拓してその趣味を極める。
このあたりが良い目標になります。
新しいことを始めるのってけっこうワクワクするので、自然とだらだら生活から脱出できるかも?
5の術:頭の中にある思考を外に吐き出す
頭の中で色々考えてしまって行動するのが億劫になっている場合は、まず頭の中にある思考を外に吐き出して脳内をスッキリさせてあげるのがおすすめです。
僕も頭の中が思考であふれそうになるときは、一旦頭の中から外に吐き出すようにしています。
方法としては簡単で、今考えていることをただ紙に書き出すだけでOK。
- 悩み
- 心配事
- 気になること
- 過去のネガティブな記憶
- 将来の不安
- 妄想、空想
- やりたいこと
- しなきゃいけないこと
などを全て書き出し、脳内をクリアにしてあげるとすごく頭がスッキリするんですよね。
頭のモヤモヤが晴れてスッキリすると、自分の中の行動力を妨げるものがなくなります。そうすると、意外とスッと行動できるんですね。
頭の中で色々考えてしまうことが多い人は、こうやって思考を断捨離してみてください。
6の術:「食う・寝る・動く」を見直す
「食う・寝る・動く」はどれも心身の状態を大きく左右する人間の土台です。
ここが乱れると様々な不調が出てしまうので、以下のポイントを意識して少しずつ生活習慣を見直してみましょう。
- 健康を意識した食事に変える
(野菜やフルーツを増やし、加工食品など体に良くない食品の摂取を減らす) - 睡眠時間を増やして生活リズムを整える
(普段より1時間早く寝る) - 運動不足を解消して活動量を増やす
(立つ・歩く回数を増やす)
これはどれも当たり前っちゃあ当たり前なんですが、このポイントをやるだけでも心身の調子が全然違うんですよね。
特に僕はこの3つがガタガタだったので、よりその違いが体感できました。
頭が冴える、痩せる、集中力が上がる、疲れにくくなる、ポジティブな気持ちが増えるなどなど、嬉しいメリットがいっぱいありました。
7の術:理想の1日を設計する
1日だらだして時間を無駄にする。これを防ぐためには、まず理想の1日ってどんな1日だろう?って考えて自分がベストだと思う1日を設計してみるのもおすすめですね。
- モーニングルーティーンはどうする?
- 午前中は何をする?
- 昼食後~夕方まで何をする?
- 夕方~夕食までは何をする?
- 夕食後~寝る前までは何をする?
- ナイトルーティーンはどうする?
こうやって時間帯を区切って、どう過ごすのが理想か?を考えてみてください。
実際の生活ではこの理想通りに1日が進まないことも多いと思いますが、ひとまず方向性を決めておくだけでも時間を有効に使いやすくなるはずです。
以下の記事の良い習慣リストを参考にしていただくと、より計画がしやすくなるので良ければどうぞ。
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8の術:だらだら時間をご褒美にする
理想の1日を設計する際は、あわせて「だらだら時間をご褒美に設定」しておくと◎。
あえて1日の中に「だらだらすること」を予定に入れておけば、「だらだらできないのは辛い…」と抵抗感を感じにくくなります。
また、ご褒美として1日の終わりに設定しておけば、「夜にはだらだらできるから午前と午後はテキパキがんばるぞ!」とモチベーションアップにもなります。
1日の前半にテキパキ動き、1日の終わりはだらだら時間をご褒美にする。こうすれば心置きなくだらだらできて気持ち良く1日を終えられます。
9の術:行動モードに自分を切り替える
だらだら状態から抜け出せない理由の1つは、だらだら→テキパキに自分を切り替えられないこと。
背中にやる気スイッチでも付いていればそれを自分で押して簡単に行動モードに切り替えられますが、人間はそう簡単じゃないので難しい…。
ですが、擬似的なやる気スイッチなら人間に備わっています。
そのやる気スイッチは「体を動かすこと」です。
脳科学の権威・医学博士の加藤俊徳先生は、著書の中で、、、
「とりあえず動いてみることで、ほかのアウトプット系の脳番地にも連鎖的にスイッチが入り、いつの間にかめんどくさいは消えてしまう。体を動かせば、アウトプット系の脳番地がリフレッシュされ、処理能力が上がる」1
このようにおっしゃっていますが、要するに、体を動かすことで脳にスイッチが入って行動モードに切り替えることができるんですね。
実際僕も、毎朝必ず自重トレーニングで全身運動をしてから仕事に取りかかってますが、この習慣のおかげでグズグズすることなくすぐに仕事を始められるようになりました。
テキパキ動く行動モードに自分を切り替えたいときは、まず体を動かしてみましょう。
10の術:簡単なことだけをやる
生活改善に取り組む際は、まず簡単なことだけをやるのが大切です。
すでに何度も繰り返して習慣化している生活パターンは変えるのって、思っているよりも大変ですし多少時間もかかります。
基本的には中長期戦になるので、まずは簡単なことから1つずつ取り組んでいく方が継続して生活を改善できます。
ここまで9つの生活改善術をご紹介してきましたが、取り組みときはまず1つずつ。そしてできるだけ負担のない簡単な範囲から取り組み始めてもらえればと思います。
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第3章:だらだらしてしまう毎日から完全に抜け出すには?
だらだらしてしまう毎日から「完全に」抜け出すには、結局のところ生活パターンを変えるしかないんですよね。
だらだら生活を変えたいなら生活パターンを変えるしかない
じゃあどうやって生活パターンを変えるのか?というと、その流れは以下の3ステップになります。
- 理想の1日を設計する
- 生活改善術を1つずつ今の生活に馴染ませる
- 新しい生活パターンを繰り返す
まずは「理想の1日を設計」してどういう生活に変えたいか?の方向性を決めます。
次に先ほどご紹介した10の生活改善術を1つずつ取り入れて、今の生活に少しずつ馴染ませます。
あとはその新しい生活パターンを繰り返していけば、だらだらしてしまう生活から脱却できるでしょう。
【まとめ】だらだらしてしまう毎日から脱出しよう
毎日だらだらしてしまう人でも、この10の生活改善術があればダラダラ生活から脱出できると思います。
- だらだらするのをやめて休む
- 「甘い誘惑」を遠ざける
- いつもだらける場所から離れる
- 目標を見つける
- 頭の中にある思考を外に吐き出す
- 「食う・寝る・動く」を見直す
- 理想の1日を設計する
- だらだら時間をご褒美にする
- 行動モードに自分を切り替える
- 簡単なことだけをやる
だらだら生活を変えて時間を今よりも有効に使えば、それだけ人生もより良いものになっていくはず。
だらだら生活をやめたい人はぜひお試しを!
参考文献
- 加藤俊徳.”第2章 「させられ脳」から「したい脳」へ”.『「めんどくさい」がなくなる脳』.SBクリエイティブ株式会社,2017, p.60-p.63.